登山において読図(地図を読む)ということについて考えてみました


地図とコンパス

 

はじめに


地図読めますか。山を登り始めて、ハマって楽しくなって、ひとりで登れるようになったり、リーダーができるようになったりして、少し山に詳しくなってくると多くの人が読図(地図を読む)に興味を持つようになるんじゃないでしょうか。私はそうでした。

 

地図が読めるようになるには


地図が読めるようになりたいなぁ読図のイベントないかなぁと思って、インターネットで検索しても、(私の検索方法が下手なのか)モンベルのイベントくらいしかなかった。行きたいなぁと思いつつ参加することはなく日々が過ぎて、何もしていないから地図が読めるようになることはなかった。
PO!を作っていくとたくさんの人と知り合うことができて、登山ガイドの三宅さんと出会ったのは2014年だ。そこで前から考えていたことを相談した。地図が読めるようになりたい人はたくさんいると思うんですが、なかなかその技術を習得する機会がありません、講師として協力してくれませんか、とお願いした。

 

読図ができるようになった私は楽しくなった


2014年から始まった読図講習会は2016年11月で10回目になった。毎回私も参加して、一番後ろを歩く。「山は尾根と谷で出来ている」と毎回、何度も繰り返し三宅さんは言っていた。1回目のときは私は地図もコンパスも全くわかっていなかったが、9回参加したので覚えの悪い私も幾分かは地図が読めるようになった。すると変わったことがいくつかあった。まず、これは意外なことだったのだけど、山が楽しくなった。国土地理院の等高線の入ったおもしろくもなんともなかった地図を見てわくわくするようになった。計画を立てるときに、山のことを調べる。そのときに国土地理院の等高線の入った地図を見て自分がこれから歩く道を想像する、尾根を歩き、谷を歩き、西に歩き小ピークを経て方向を変える、ここは等高線の間隔が急だから急な上り(あるいは下り)になる。計画を立てるときに地図を見て想像する、次は実際に歩きながら地図を見て確認する、しばらくは急登が続く、その後は穏やかな尾根を歩く、途中に大きな谷が現れる、などと、歩き、地図を見て、歩き、地図を見る、それだけなのに楽しくなる、また尾根に出て振り返ると今歩いてきた道が地図の通りになっている、上げればキリがないが、楽しみ方はいくつもあった。「山は尾根と谷で出来ている」を理解できるようになった。

国土地理院の地図

 

楽しくなって、さらには安全も


楽しむことができて、さらに嬉しいのは「安全レベルが上がる」ことだ。「自分がどこにいて、この後どこに行くかわかる」、そんな当たり前のことができるようになった。安全に登山するためにはいくつか方法がある。天気を見る、道具、服、体力、いろいろあるけど、読図はそのひとつだ。読図ができるようになったことで確実に安全レベルは上がった。楽しくなって、安全になって、そんないいことはない。

 

やっぱり山は怖い


地図が読めるようになった今は、初めての山に行くときに地図がないと不安になるようになった。山は怖い。何年歩いていても怖さは増すばかりだ。怖い山に行くのであれば、どれだけの準備をしていくのかが大事。山に行く前からもう山は始まっている。準備の時に地図を読む、歩きながら地図を読む。できることはやってより安全に。読図、本当におもしろいですよ。コンパス自体は2000円~3000円で買うことができて地図は印刷するだけ。ほとんどお金はかからないので是非!

 

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